おまけのコネタ・総集編



制限プレイ記に載せている「おまけのコネタ」の総集編です。
このページでは、クラス1プレイ〜アンジェラ一人旅までのコネタを載せています。
なお、アンジェラ一人旅にある「EXPの話」は除外しました。やや間違った情報なので。

内容は「おまけのコネタ」とほぼ同じですが、一部修正や追記を入れてあります。
最後のページにはボツネタも載せました。

文中に繋がっているリンクは、ほぼ「聖剣伝説3セリフ集」というサイトです。
管理人はここの筆者です。あやしいリンクではありません。

なお、聖剣3には関連作としてHOMという作品が存在します。
筆者は未プレイなのでこの考察には反映しません。矛盾があってもあしからず。
後年リメイクのTOMも発売されましたが、そちらの設定も加味していません。


コネタ

1-1 寝姿の話

眠りの花畑からアジトに場面転換する際、画面のゆらゆらしたエフェクトで布団がずれるため、キャラがどんな格好で寝ているか見る事が出来ます。
六人がどんな格好をしてるのか、表にまとめてみました。

全キャラ上半身は何も着てないようなので、下半分の格好だけメモしました。
シャルとリースは腕で上半身(胴体)が見えませんが、他キャラが着てないので多分彼女らも同じかと。

デュランズボンと同じ色の短パン
アンジェブーツと同じ色の下履き
シャルズロース(ランプ花の森で全身見える)
ケヴィン上脱いで腰の帯とる(OPで全身見える)
ホークズボンと同じ色の短パン。リストバンドはつけたまま
リースワンピースと同じ色の下履き

寝姿はほとんどが横向きで丸くなって寝ています。
デュランとホークの短パンはたてじま模様です。トランクス派らしいです。
それと、シャル以外の全員がきちんと靴を揃えて脱いでいます。みんな行儀がいいですね。

デュラ・ケヴィ・シャル以外のキャラは、ジャドで獣人に倒された時も見られます。
ジャドの方が何度も繰り返せるので確認がラクかも知れません。


コネタ

1-2 耳の話

このゲーム、尖り耳のキャラが結構います。
アンジェラ・ケヴィン・リース(ヴァナディースの時)の三人がとんがり耳です。
エルフ族とフェアリーもとんがり耳。
アンジェラとリースがとんがりなので、人外キャラの特徴と言うわけでもないようです。
2のプリムも尖り耳だったし、単なるそういう形ってだけなんでしょうか。

尖り耳はアルテナ人の特徴なんでしょうか。
と思って調べたんですが、イラストだと紅蓮の魔導師も理の女王もちょうど耳の形が分からないようになっていました。
ゲームのドットはさっぱり見えません。
というわけで、アルテナ人の特徴かどうかは分からず。

そしてシャルロット。
彼女はハーフエルフなんですが、髪に隠れて全く耳が見えません。
見えないのでどちらともはっきり言えないんですが、父親似ならば普通の耳かも知れません。
丸いほうがかわいいような気はします。


コネタ

1-3 共通装備の話

装備品の中で、唯一リングは色んなキャラで共有できます。
実用性のない情報ですが、セリフ集めのついでに調査してみました。

基本的に、下位クラスで装備可能なものは上位クラスになっても装備できます。
また、種から出るリング二種類は各キャラ専用だったので除外しました。

装備品クラス
革のこて×××
はがねのこて×××××
ガントレット×××××
力のうでわ××
騎士のもんしょう×××××
剣士のうでわ×××××
ドラゴンリング×××
ジュエルリング××××
水晶のゆびわ×××
きりのペンダント×××
まもりのゆびわ
スノークリスタル××××
ファイアブレイズ××××
賢者の石××××
装備品クラス
革のくびわ×××××
獣人のくびわ×××××
パワーリスト××××
赤月のつのぶえ××
カーディナルアイ×××××
狂獣の牙×××××
竜のほね飾り×××
ビーだまリング×××××
うさぎのタマゴ××××
月のゆびわ×××
プロテクトピアス××××
白光のゆびわ××××
黒影のゆびわ××××
法のまがたま
装備品クラス
うつせみのピアス×××××
盗賊のうでわ××××
毒蛇のピアス××
古のタリスマン
木霊のリング×××
きりがくれのふだ×××××
ウィッシュボーン
ヴァンブレース×××××
はがねのうでわ×××
風神のうでわ
大地のうでわ
ギャラルホルン××
ルーンピアス×××
やどりぎのうでわ×××

特に法則性もないようです。
これが何の役に立つかと言うと、みんなで一緒にお揃いのリングをつけるとか、そういうネタになるといいなあ と思います(願望)


コネタ

1-4 全滅の話

パーティが全滅した場合のメッセージは「○○達は 気をうしなってしまった……」です。
このサイトでは死亡やら即死やらといった物騒な言葉を使っていますが、HP0の状態は単なる戦闘不能で、力尽きて気絶している状態のようですね。
光の司祭も言っていましたが、死んだ者を生き返らせるのは不可能なのでしょう。
(攻略本の基礎知識編には「死亡」と書いてあったりしますが)

つまり、全滅したパーティはその後、無事に町まで戻っている可能性もあると言うことです。
戦闘終了後にHP1で復活しますし、ほうほうの体で逃げ帰ってるのかも?
……と思うんですが、作中に出てくる敵はどれも本気で殺しにかかってきてます。
全滅=死という事で間違いないんでしょうね……

聖剣2は仲間をおいてきぼりにできませんでしたが、こちらは容赦なく放置できます。
ちょっとヒドイ話ですが、ランプリポポイに比べるとこっちの主人公は戦闘の手練ればかり。
最初の船の辺りなんかで、お互い遠慮しないように約束しているのかも知れません。
それはそれでいい信頼関係だと思います。

おまけとして、全滅してもタイトルに戻らない状況の一覧です。

・デュラン編OPのブルーザー戦
・アンジェラ編OP(アルテナ出奔後の一回のみ)
・ホークアイ編OP(イーグル戦、ナバール脱出時どちらも全滅しない)
・リース編OPのニードルバード戦

これらは全てセーブないし回復が出来ない状況のため、負けた場合の救済措置になります。
(負けた場合の展開はセリフ集参照)
それ以外は容赦なく全滅してタイトルに戻されます。
特にアンジェラ編OPは要注意。
エルランドに着いた後で零下の雪原に引き返すと、Lv17の魔物達がウヨウヨしてます。


コネタ

1-5 仕草の話

デュランと言えば「だまって親指を下にむける」、アンジェラと言えば投げキッスにあっかんべー。
気になる仕草が色々とあったので、表にまとめてみました。

キャラ仕草見られる場面
デュラン親指を下に向ける色々
デュラン親指を立てるオープニング
アンジェラあっかんべー色々
アンジェラ投げキッス色々
アンジェラ決めポーズ色々
ケヴィン咆哮オープニング
ケヴィン変身戦闘
ケヴィン着地色々
シャルロット背伸びOP、滝の洞窟前
シャルロット足ぱたぱたOP、幽霊船、ディオール
ホークアイ鍵開けOP、ジャドの牢屋
ホークアイ壁はりつきOP
ホークアイ謎の武器構えOPで屋敷に入った直後
リース髪をなびかせるOP、ED
リース涙をこぼすOP

ホークアイの謎の構えは謎です。他では一切やりません。
ホークはナバール牢屋でガタガタやっている時も、一瞬変わったポーズをしています。オリのせいでよく見えないのが難です。

デュランの親指立て(サムズアップ)は挑発の動きとは微妙に違います。
(多分観戦してるウェンディ達に向けての仕草なんですね)
アンジェラの決めポーズも勝利ポーズと似たようで微妙に違います。
殆どのアクションは正面向き(もしくは左右2方向)ですが、アンジェラの投げキッスは前後左右4方向あります。見られるのはピンクタイフーンの時。

ついでに、戦闘開始時の武器出しアクションの事。
女性キャラは左右2方向のみですが、男性キャラは前後左右4方向のアクションがあります。
なぜかホークアイは正面向きだと一旦後ろ向いて武器を出し、後ろ向いてると正面向いて武器を出します。しまう時は普通。

また、宝箱を開けるアクションも、左右2パターンのみです。
上から下から開けようとしても、必ずみんな横を向いて開けます。

聖剣2もそうですが、キャラがちょこちょこ動いてすごくかわいいんですよね。
そういう所もプレイの楽しみになってます。


コネタ

1-6 ローラントの話

風の王国ローラント。
その成り立ちは「聖剣伝説3プロローグ」という冊子に記されています。

かつてバストゥーク山脈に外敵が侵入した際、戦士ジョスターの働きによって退けられた。
ジョスターはその功績により翼あるものの父の託宣を受け、風の国ローラントを建国。
そして彼はアマゾネス軍団長ミネルバと結婚し、リースやエリオットが生まれたと。
概要はこんな感じです。

つまりローラントは建国から早々に滅亡してしまった事になりますね……
長くとも20〜30年程度か? 歴史としてはかなり短いです。
しかし、他の国の歴史もそんなに長くは無いようです。
同じくプロローグの設定によると、現光の司祭(シャルロットのおじいちゃん)は四代目。
歴史の深そうなウェンデルもこのくらいです。
この事から考えると、他の大国もかなりの新興国家では無いかと。

だとすれば、建国まで人々はどこで暮らしていたんでしょう。
もしかしたら、ゲームに登場する他にも小さな町や村が存在するのかも知れません。
いずれの村落も六大国と吸収合併し、既に消滅してしまっているような気もしますが。
あれだけ自然が多いことですし、世界的に人口も少なさそうです。

ところで、このローラントを襲撃した「外敵」と言うのは何なのか。
語り草にされてる竜帝退治に引きかえ、こちらは本編中で一言も触れられません。
人間相手にしろ魔物相手にしろ、争いとしてはかなり小規模なものだったのでしょう。

ここまで書いて何ですが、これらの設定がゲームに採用されてるかどうかは不明です。
この冊子だと、フォルセナ先王(英雄王の父)は竜帝退治で死亡したとされています。
しかしゲーム中では、「父のフォルセナ王は今でもりっぱに国王をつとめている」と十二年前のリチャード王子が言ってます。死んでません。
ローラントもゲームだと違う設定になってるのかも?


コネタ

1-7 ウルフの話

OPのジャドには「獣人は夜になるとけものに変身する」というセリフがあります。
この「けもの」という表現と、夜になるとバウンドウルフ(四足歩行の狼)が出現する事から、獣人はオオカミにも変身できるのか? と言った疑問が出てきます。
しかし、まあ当然の話なんですが、獣人はオオカミには変身できません。

このゲームで言う「ウルフ」や「狼」は四足歩行の狼を表し、獣人についてはこのような表現はしません。
獣人が変身するウェアウルフの方は、ゲームでは単に「獣人」と呼ばれています。
こちらは二足歩行のいわゆる狼男(女性もいる)です。
彼らは種族そのものが獣人と言う名称ですが、変身した姿の事も「獣人」と呼びます。
この表現がかなり紛らわしいので、ジャドでは「けもの」と言う言葉を使ったのでしょう。

そんなわけで、ジャドで襲って来たウルフは恐らく獣人兵の配下の狼でしょう。
あそこで獣人に会っていたら即全滅なわけですから、主人公は運が良かったんですね。
(デュランとその仲間は獣人相手に大暴れしたらしいが。強い)

ちなみにプロローグによると、野性に目覚めた獣人のみが変身能力を持つそうです。
ですので、必ずしも全ての獣人が変身できるとは限らないようですね。
そして逆に、変身した獣人がみな凶暴で野生的なわけではないようです。
ミントスには獣人姿の夫婦(多分)がおり、しかもセリフは「私達は平和主義」です。


コネタ

1-8 名前の話

このゲーム、名字がありません。
名乗る時は出身地や職業・部族名などがセットです。その辺は現実の中世と同じですね。
と言う事で今回は名前の話。

デュランの名前はたぶん聖剣デュランダルが元ネタです。
剣の名前から取ったものですし、父上のロキが名付けたのでしょう。

ホークアイの名前は、イーグルと対になっているので、二人ともフレイムカーンが付けたのだと思われます。
という事で、首領に拾われたのはかなり小さい頃になるのかも知れません。
他キャラと違って両親の話が出て来ないのは、本人が全く覚えておらず、気にする余地が無いためなのでしょう。
もしかしたらホークアイではない、実の両親がつけた違う名前があったのかも知れません。
ついでに、ホークとイーグルだけと言うのも変な話ですから、ナバールの拾われ子達はみんな鳥の名前がついてるのかも?

聖剣3プロローグによると、フレイムカーンは本名ではないらしいです。
確かに実子のイーグルとジェシカは一度も「フレイムカーン」と呼んでいません。
あだ名と言うか尊称かな。英雄王みたいなものですかね。

獣人王は実の息子すら「獣人王」扱いです。
ビーストキングダムは彼が興した国ですから、生まれつきの名前ではありません。
ほんとの名前は何て言うんでしょうね。
フレディやルガーの名前からして、普通の人間と同じような感じだと思うんですが。

似たような感じで、紅蓮の魔導師も誰からも本名を呼ばれていません。
アンジェラは知ってる筈なんですが、もしかしたら覚えてないのかも知れません。
(LOVにプロフィールが載っていますが、本名は「思い出せない……」です)

シャルロットの名前は光の司祭ではなく、たぶん両親のどちらかが付けたのでしょう。
妖精王は「二人は後悔してなかった」と言ってますが、シャルロット一人を残した事はよっぽど心残りだったろうなあ。

名前の話とは無関係ですが、OPではほとんど全員が両親の事について思い悩んだり、回想したりしています。
シャルロットのOPでヒースが言ってましたが、他主人公達もマナの変動の影響を受けて気が弱くなっていたのかも知れません。


コネタ

1-9 利き手の話

聖剣3の主人公は恐らくみんな右利きです。

が、デュランはイラストによっては左で剣持ってます。
ゲームのドットも左だったり右だったりです。
アンジェラも杖の持ち手はまちまち。
ホークアイは両手持ちですが、ワンダラーのイラストでは左手のみに武器を持ってます。
その上、三人ともドットの動きはほとんど左手でやってます。

と言っても、他キャラもゲームのグラは左手が動いています。
ケヴィン・シャルロット以外のキャラは立ち姿が正面やや左向きになっています。
右手を動かすと体で隠れてしまうので、分かりやすくするためにアクションは左手で取らねばならないわけですね。
イラストの方も、構図や見栄えの都合で持ち手を変えるのはよくある事です。

そういったわけで、実際の所どうなのかは微妙なところになるんですが……
パッケージの集合イラストでは全員右持ち(右手が先に来ている)です。
なので、ここでは全員右利きであると結論付けておきます。


コネタ

1-10 最強の話

計算した所、ラスボスの防御力は242です。
瞳・ウロコ無しのクラス1では、誰一人として通常攻撃が通らない数値です。
必殺技はリースがギリギリ通るラインかな。与ダメ10くらいですが。

ついでなので、誰が最高火力か調べてみました。最強議論はロマンです。
ちょっとややこしい話になりますが……

変身ケヴィンの攻撃力は表示されませんので、実測で確かめてみました。
変身ケヴィンは敵の攻撃を食らうと自動で秘孔(?)がかかるため、ドレイクのウロコは効果無しのようです。
この前提を元に雪原の魔物を倒し、デュランと獣人ケヴィンの攻撃力を比べてみました。

クラス1最強装備(デュラン攻181、ケヴィン攻155)の場合。
 サハギン(防45)シーサーペント(防58)ウィザード(防62)
デュラン135〜137122〜124119〜121
変身ケヴィン133〜135120〜122116〜118
デュラン(ドレイク)196〜198183〜186179〜181
変身ケヴィン(秘孔)192〜194179〜180174〜177
クラス3最強装備(デュエリストデュラン攻351、デスハンドケヴィン攻306)の場合。
 サハギン(防45)シーサーペント(防58)ウィザード(防62)
デュラン306〜308293〜295289〜291
変身ケヴィン306〜308293〜295289〜291
デュラン(ドレイク)423〜425410〜412406〜408
変身ケヴィン(秘孔)423〜425410〜412406〜408

ご覧の通り、クラス1だとデュランのが強い(クラス1ケヴィンは攻撃力179くらい)ですが、クラス3の最高火力は同数値。
しかしながらケヴィンは二回攻撃。必殺技ゲージの溜まりも二倍です。
やはり変身したケヴィンが最強ですね。

それでは、力のステータスはどうなんでしょう。
変身ケヴィンの力を逆算した所、クラス3では大体20〜22くらいの模様です。
デュランはクラス3で21〜22。
力の方も同等のようです。

つまりデュランは獣人並みの馬鹿力。とんでもない男です。
……と思ったが、あれは武器の分も入れての力なんでしょうかね。
でなければホークアイや通常ケヴィンがリース以下の非力って事になりますので。

ところで、設定上の強さについてはデュランのみ明記されています。
デュランは剣術大会若手部門で優勝し、「若手の騎士や傭兵には並ぶ者がない」(攻略本による)実力だそうです。つわものながら、あくまで若手での話です。
ところが、デュランOPでは「この城一番の剣の使い手である事を誇りにしている」と紅蓮に心を読まれています。ちょっと話盛っちゃいましたね。

最強キャラを決めるというのはかなり不毛な話になるんですが、少なくとも主人公六人に於いては、ゲームシステム上・設定上ともにケヴィンが一番でしょう。


コネタ

1-11 季節の話

『聖剣伝説3プロローグ』という冊子があります。
そこに設定が色々と載ってるんですが、「零下の雪原は冬季になるとブリザードが巻き起こる」というような記述があります。
冬の雪原は猛烈な地吹雪により、人の行き来が不可能になってしまうそうです。
そこから推測するに、聖剣3の世界にも春夏秋冬が存在するようです。

では、作中の季節はいつごろなのかと言いますと。
ゲーム中の零下の雪原は問題なく通過できるため、どうやら真冬ではない。
その上、地表に土が露出しています。かなり雪が溶けてるようなんですね。
というわけで、少なくともウィンテッド大陸(アルテナのところ)は春〜夏頃なのではないかと思われます。
シャルロットのイラストではたんぽぽが咲いてますし、恐らく本編開始は春かと。
アンジェラや他主人公があの格好で歩いて平気なのは、季節のお陰なんでしょう。

おまけとして、時間の話も。
宿屋や民家などには鳩時計があります。
デザインから察するに、聖剣3の世界は24時間(12時間?)で区切られている模様。
一週間が存在するのは「○○の日」からも分かりますね。
また、イーグルのセリフに「先月」という単語があるので、月もあるようです。
これらの事から、歳月はほぼ現実世界と同じようです。


コネタ

1-12 戦火の話

聖剣3の世界は結構ちょくちょく滅亡の危機に瀕しています。

一回目は神獣と女神の戦い
二回目は闇のマナストーンの争い
三回目は竜帝退治(フェアリーやコロボックルも巻き込む大規模な争いだった)
四回目は今回

闇のマナストーンの争いと言うのは、光の司祭シェイドが言っていた争いの事です。
そもそものきっかけは古代魔法をめぐる人間の争いですが、そこに闇の魔物達が付け入った事で滅亡寸前に至るほどに悪化したようです。
灼熱の砂漠はマナをめぐる人間の争いによって生まれたそうですが、恐らくこの二度目の争いによる影響なんでしょう。

ちなみにフェアリー曰く「人間にはマナを減少させる方法がない」そうです。
この「ない」は微妙なところなんですが、文脈から判断すると「今現在その手段が存在しない」ではなく「開闢以来全く存在しない」と言った意味合いなんでしょうか。
どちらにせよ、いずれの争いも、ドラゴン族やら魔族やら、人間以外の存在が関わって来ています。
古代魔法はかなり胡散臭い術法なんですが、幽霊船のセリフを聞く限り、平和的に活用さえすれば問題無いようです。


コネタ

1-13 フォルセナ王の話

聖剣3プロローグのデュランの頁に、「フォルセナの先代王(英雄王の父)は竜帝との戦いで命を落とした」と言う記述があります。
一方のゲーム中では、十二年前のペダンにて「父のフォルセナ王は老いてはいるが、今でもりっぱに国王をつとめている」とリチャード王子が言ってます。
この直後に竜帝討伐が果たされるため、ゲーム中の先代王は竜帝と戦っていない事になるんですね。

りっぱだった先代、今は元気なんでしょうか?
英雄王は竜帝の勲しから即位したようなので、もしかしたら隠居してるだけなのかも。
と思いたい所ですが、十年も経ってるんじゃあ既に亡くなっていそうですね……

それと、リチャードの子、フォルセナ王子は存在するんでしょうか。
もしいるとしたら英雄王の年齢から考えて、王子はデュランと同年代くらいの筈。
既に成人してる年齢ですから、有事に全く顔を出さないってのも変な話なので、恐らく存在しないんでしょう。
英雄王は今でも理の女王を気にしている様子だったので、細君もなさそうです。

じゃあフォルセナの後継ぎはどうなるんだ? と言う話になります。
上で述べた通り、英雄王が竜帝退治の功績により即位したとするならば、フォルセナ国は血筋よりも寧ろその殊勲を重んじるのかも知れません。
国にデュランみたいなのがいっぱいいるんだとして、地位や身分だけで主君と認めさせるのは難しいでしょうからね。

……とすると、次のフォルセナ王として有力なのは、黄金の騎士であるデュランと言う事になってしまうんですが。
しかし、彼は己の分を承知しているでしょうし、臣下として主に仕える立場の方が性に合っていそうです。周囲の人間もそれをよく分かっているかと。
デュランはいいやつですが、君主の器では無いと思います。

君主といえば、デュランのクラスには「ロード」がありますね。
ロードというのは君主や高貴なる者の意です。
しかしあれ、攻略本やプロローグにはそう書かれてはおらず、「秩序の守護者」とか「騎士」などと表現されています。
アイテムとして「君主の証」がありますが、攻略本の説明は「戦場に於いて戦士達を導くに値する者が持つ勲章」です。それは君主と言うんだろうか?
その辺りから考えると、聖剣3的なロードは聖騎士に近い役職であるようです。


コネタ

1-14 傭兵の話

フォルセナの傭兵制度のこと。長いです。
おまけに知識があやふやです。あしからず。

デュランは肩書こそ「傭兵」ですが、そちこちで雇われて戦争に駆り出されると言った立場では無く、国つきの兵士と同じ扱いのようです。
と言うより、彼はどう見ても普通の兵隊です。生まれついてのフォルセナ人で、英雄王陛下に忠誠を誓い自国を守るために戦っています。
傭兵と呼ぶ方がかっこいいですが、しかし何故にわざわざ傭兵と名がつくんでしょう。

ところで、傭兵というのはつまるとこ兵士の範疇ですね。
長くなるので説明はしょりますが、かつての戦争や城の防衛は騎士(封建制により王に仕える者)と徴募兵(領民に軍役が課される)と、報酬のために戦う傭兵の働きが主だったようです。
果たす役割こそ異なりますが、戦場に於いてはこれら全てが「兵士」とされます。

そして封建制と言ったんですが、封建制がファザードに存在するかは微妙なところです。
ロキがフォルセナの城下町に家を構え、そこに妻子も住まわせていたので、ことによると騎士も自分の土地を持っていないのかも知れません。
ファザードでは土地に代替しうる貨幣が十分に流通していますから、そのへんはかなり近代化されているのでしょう。

そんなわけで近代化されているため、労役と言ったものは無く、城の警護にあたる兵達もきちんと報酬を支払われているのだと思われます。
フォルセナ出身であるデュランが傭兵と呼ばれるのはそういう理由かと。

色々と書いてみましたが、やはり聖剣3では傭兵=兵士と言う事ではないでしょうか。
両者が違うと明言はされてませんし、城の兵士達はデュランに対し同僚の如く接して来ますし、アルテナ兵は彼を指して「フォルセナ兵」扱い。
更に、基礎知識編だとデュランの説明は「英雄王に使える若き兵士」です。
ゆえに、このゲームに於ける傭兵と兵士は同じ扱いで良いのでしょう。
兵隊の中ではデュランだけ兵士の服(鎧)を着てませんが、モブと区別がつかないと言うメタ的な理由もありそうです。

ときに、OP以降のデュランは既に傭兵ではありませんね。
国王陛下に暇を貰った以上、本人も傭兵とは自称していません。「オレはフォルセナの傭兵だった」と言い、名乗る時は剣士やファイターの肩書きです。
ED後は騎士になるのでしょうし、本当は傭兵と呼ぶべきキャラでは無かったりします。
正しく傭兵なのは黒耀の騎士です。(アルテナ民にそう呼ばれている)


コネタ

1-15 女王の話

アンジェラは幼い頃から母に顧みられず、寂しい思いをしていたという設定があります。
しかし、ドラゴンズホールクリア後の女王のセリフを見る限り、理の女王は娘に対し叱ったり、抱きしめたりすらしないような母親だとはなかなか思えないのです。
英雄王も「心優しいヴァルダ」と言う彼女、どうして娘に対して母親らしく接せられなかったんでしょう?
そんなわけで四つの仮説を立ててみました。

その一・悪者に操られていた説
女王の性格が豹変したのは、紅蓮の魔導師に心を操られていたせいです。
だったらもしかして、それ以前、アンジェラが幼い頃からずっと操られていたのでは?
……はい ありえませんね。
紅蓮の魔導師が竜帝の死骸を見付け、大魔導師として名を馳せるようになったのは、どんなに古くとも十二年前の事になります。
魔導師の年齢や、お前達この十年間なにやってたんだという疑問も出てきますので、魔導師が竜帝を見付けたのはここ最近、恐らく1〜2年前の事でしょう。
アンジェラの年齢を考えても、彼女が幼い頃から操られていたとするには無理があります。
いちおう、竜帝は死んでる間も心の声で呼びかけたり出来たらしいので、二十年ほど前からこっそり理の女王を洗脳していた と言う事も考えられますが。

その二・魔法で疲れてた説
十二年前の竜帝退治でもフェアリーが地上に現れ、英雄王にとりついています。
フェアリーが現れるのは聖域の一大事。マナが消えかけ、大樹が枯れつつある時です。
つまり、マナの減少は少なくとも十余年前から起こっていた事になります。
理の女王はその魔力により、アルテナとエルランドに春を齎している存在です。
そんなに前からマナの減少に悩まされているんだとしたら、理の女王は温暖な気候を保つために、長い間相当な魔力を費やしているのでしょう。
寝ても覚めても魔法を使い、常にそっちに意識が行ってるような状況なわけです。
そんな状況で娘を構ってあげるのもなかなか難しいか。

その三・自分不器用ですから説
理の女王も人の子です。
娘にどう接していいのか、次代の女王たらしめるにはどう育てればいいのか、色々と悩んでいたのかも知れません。
作中でアンジェラのために祈っていると言うシーンがありましたが、内心では娘の事を想いながら、それが態度には出て来なかったと言う説です。
しかしながら、王族として厳しく育てる必要があるにも拘わらず、叱った事すら無いと言うのは変な話なんですが。

その四・オイラ誤解してた説
獣人王とケヴィンの関係も何とも言えないものです。
しかし彼らの場合、獣人のジョーシキに当てはめてみると、獣人王は息子にそれなりに愛情を注いで育てていたのだとも考えられます。
獣人の世界は強さこそが全て。獣人王はケヴィンを強靭に育て上げるべく、他ならぬ自分自身の手で鍛えたり、直々に奥義を伝授していたわけなので、考えようによってはかなり大事にされてます。
そんな父親の本心に気付いたケヴィンも「あんたを誤解してた」と、EDでは双方和解できそうな雰囲気になっていました。
アンジェラも同様に、自分の求めていた愛情と実際に与えられた愛情に食い違いがあったのかも知れません。
優しい理の女王は娘を叱る事が出来なかった。女王として人々に平等に接しようとする余り、娘を贔屓するような事が出来なかったとか。

……色々と書いてみましたが、どれもしっくり来ない気がします。
単に「忙しくて全然構ってくれなかった」くらいの感覚なんでしょうか?
あれだけ元気で明るいアンジェラが思い悩んでいた様子を見ると、どーも何かあったんじゃないかと思ってしまいます。


コネタ

1-16 クラスの色の話

おまけとして、各クラスのドット絵の色です。
ゲームのキャプチャなので、ないしょです。
一覧


長いのでその2に続きます。