続きです。
このページはアイテム限定プレイとシャルロット一人旅のコネタです。
諸事情で「アイテム限定プレイの話」だけは除いてあります。
やたらと数が多いですが、どうぞのんびりお付き合いください。
2-1 闇の力の話
OPでデュランは魔導師からファイアボール・アイススマッシュによって屠られています。
イラストだと血まみれで肩押さえてます。ボロボロ。
この時の被ダメは39〜41。
デュランの魔防から逆算すると、紅蓮の魔導師の知性は6になります。
Lv1のアンジェラと同じです。
闇の力しょっぱいなあと言いたい所ですが、あの時はわざと手加減していたようですね。
では、今度はドラゴンズホールでの再戦時の知性を計算してみましょう。
ドラゴンズホールの紅蓮の魔術師の知性は21です。精神は17。
アンジェラで言うグランデヴィナ・ルーンマスターと同等です。
かなり貰ったほうだとは思いますが、寿命半分の代価としてはどうでしょうね。
ちなみに彼のクラスは、アンジェラで言うグランデヴィナ+メイガスに近い感じです。
上で書いた通り知性は21、全体セイントビームが使えてダークフォースが使用不可(自殺の演出は全体ダクフォですが)、エインシャント持ちなあたりからすると、そんな感じです。
ついでに、竜帝の知性も計算してみました。
17でした。ソーサレスアンジェラの最大値と同じ。精神は19です。
ちなみに攻撃力は605。ラスボスの貫録十分です。
ステータス | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 |
HP | ケヴィン | デュラン | リース | ホークアイ | シャルロット | アンジェラ |
MP | アンジェラ・シャルロット | リース | ホークアイ | ケヴィン | デュラン | |
力 | デュラン | リース | ケヴィン | ホークアイ | アンジェラ・シャルロット | |
素早さ | ホークアイ | リース | デュラン | ケヴィン | アンジェラ・シャルロット | |
体力 | ケヴィン | デュラン | リース | ホークアイ | アンジェラ・シャルロット | |
知性 | アンジェラ | シャルロット | リース | ホークアイ | デュラン・ケヴィン | |
精神 | シャルロット | アンジェラ | リース | ホークアイ | デュラン・ケヴィン | |
運 | ホークアイ | シャルロット | アンジェラ | リース | デュラン・ケヴィン |
クラス2と3もほぼ同じですが、運とHPの順位に変動あり。
上級クラスではアンジェラの運が最下位(デュラン・ケヴィンと同率)に下がっています。
更に、HPはLv56からホークアイ>リースになります。たった5の差ではありますが。
続いてはこれらを平均した総合ステータス。
クラスによって結果が変わったため、個別にランキング化しました。
HPとMPは換算方法に迷ったため、ここでは抜いてあります。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | |
クラス1 | リース | ホークアイ | シャルロット | デュラン・アンジェラ | ケヴィン | |
クラス2 | リース | ホークアイ | シャルロット | デュラン | アンジェラ | ケヴィン |
クラス3 | ホークアイ | リース | シャルロット | デュラン | アンジェラ | ケヴィン |
リースが一番かと思いきや、クラス3ではトップが入れ替わります。
クラス3でリースの運がやや低めになっているのが原因のようです。
というわけで、最終的なステータスが最も高くなるのはホークアイです。
最高値はローグとニンジャマスターの二クラス。
シーフと言うと成長早くて早熟なイメージなんですが、ホークアイは晩成型のようです。
重装備のデュランが妙に素早いんですが、ゲームバランスからすると妥当な設定ですね。
素早さは命中率・回避率に影響するステータス。
体力と手数に勝るケヴィンよりデュランの素早さが低い場合、攻撃ミスるわ回避はしないわで完全にケヴィンの劣化版になってしまいます。ケヴィンにゃ獣化もあるしMP高いし。
覚える術もデュランの方が多彩です。この辺のバランスが絶妙。
他キャラもHPやMP、運と素早さ等の実用性の低いステータス、特殊能力なんかを加味すればみんな同じくらいですね。
2-3 人型の話
このゲーム、人型のモンスターがけっこういます。
アルテナのマジシャンとかナバールの忍者とか獣人とかがそれですね。
あれって人間なのか? という話です。
攻略本にはどれも人間だと書いてありますが、少なくともウィザード等の黒魔導師系モンスターは人間ではなさそうです。
フォルセナ襲撃の際、紅蓮の魔導師が「城内に魔法生物を召喚する」とアルテナ兵を退避させているので、魔法生物の一種である模様。
食らいモーションでは体が平たく潰れてますし、ローブの中身は何も入ってないようです。
獣人系モンスターはそのまんま獣人です。
美獣のような化け猫もいる事で、もしかしたら獣系の魔族がいるのかも知れませんが。
カーミラは魔族……と思いきや、アンデッドです。ターンアンデッド効きます。
はちみつドリンクは「昆虫に属するギャルビーの分泌物を飲みやすく薄めたもの」(基礎知識編より)らしいので、ビー族は昆虫。
ヨロイ系の魔物もモンスターの模様です。
デュランの親父は一回死んでいるので、とっくに人間やめてます。
(十二年前に死亡して最近蘇ったらしいので、元の体はとうに朽ち果てているだろう)
ローラントで「なんでこんな所にモンスターが?」と言ってるフロアにアーマーナイトがいるので、あのヨロイは美獣の召喚した魔物のようです。
アルテナ城にいるやつもモンスター扱いされてます。
例外はデュラン編OPのブルーザーですが、便宜上モンスターのドットを使ってるだけなんでしょうね。
ニンジャは色々。
ナバールやローラントに登場するのは忍者軍の者達ですが、後半に出て来るナイトブレードは魔族かも知れません。
闇の力を持ってるとは言え、人間がガラスの砂漠や暗闇の洞窟に潜って生きていられるとは思えませんので。
……と思いきや、紅蓮の魔導師が「旅の途中ドラゴンズホールに寄った」と言ってました。
しかもあいつ、底知れぬ穴の底まで行って竜帝の死体を見付けてます。てんで魔法が使えなかったにも拘わらず、です。
実は腕っ節強いのか? イラストでは貧相な腕してますが。
昔は魔物が弱かったとか、竜帝が配下のドラゴンを使って誘導したとか考えられますかね。
ちなみに、OPのホークアイは仲間のニンジャを殺していません。
よく見ると撃破時の演出が違います。みねうちなんですね。
相手もホークを殺す事は無く、HP0になるとニキータが回復してくれます。
あの時点ではまだナバール勢も美獣に洗脳されていないようなので、お互い本気で殺すつもりはなかったんでしょう。
命は奪ってませんが、倒すと1EXPと4ルク入手できます。
2-4 口調の話
シャルロットはヒースと話す時、いつものでちでち口調は殆ど付けません。
とは言え、別にヒースに限った事ではなく、どうやら祖父の司祭と話す時も普通の口調で話しているようです。
シリアスな場面でもでちでちが出ません。
しかし彼女のシリアス基準はかなり厳しく、でちを付けないのはOP・妖精王との会話・堕ちた聖者戦のほんの一部分くらいのものです。
どうでもいいですが、シャルはいちおう「さん」とも発音できるようです。「あるてなさん」とか「ありがとさん」とか度々言ってます。
でち・まちの付け方、カナとかなの表記、伸ばし棒(ー)の使い方などが結構曖昧で、シャルのセリフを真似るのは意外と難しいです。
リースはローラント勢など親しい相手にはですます調が抜けます。
仲間に対しては敬語と普通の喋り方が入り交じってますが、恐らく年上のキャラが多いためにああなっているのでしょう。
実際シャルロットがパーティにいない場合、彼女には敬語を使わずに話しかけています。
ケヴィンも年下ですが、どんな風に話すんでしょうね。個人的には敬語無しのイメージです。
普段はおっとりで優しい彼女ですが、怒った時は戦士らしい凛々しい喋り方になります。
ケヴィンは誰でもほとんど同じです。
他主人公とは異なり、誰に対しても常にタメ口です。敬語使いません。
人嫌いで口下手という設定なんですが、作中でそれが顕著なのはシャルロットOPくらいのもの。他は案外ふつうです。
カタコト口調の按配もけっこうまちまち。
それと、ケヴィンは獣人になってる時は喋れるんでしょうか。
ミントスにいる獣人の夫婦からすると、獣人達は変身形態でも普通に話ができるようですが、ケヴィンについては微妙なところです。
喋れないと魔法の詠唱できないんで、多分喋れるような気はするんですが。
ホークアイは普段かる〜い口調ですが、親しい相手だとマトモに話してます。
と言っても、単にナバール勢との会話がシリアスな場面ばかりのせいですが。
「悪銭身に付かず」とか「うそつきはドロボー〜」とか ことわざを使うのが好きらしいです。
ロマンチストという設定ですし、割と学があるのかも知れません。
デュランは普通です。
意外と礼儀を弁えており、英雄王と妖精王に対してはきちんと敬語を使います。セリフはありませんが、理の女王に対しても多分そうでしょう。
「かくも無力」だの「敗北を喫す」だの、時々十七歳とは思えぬような台詞回しをします。
熱血直情猪突猛進ですが、頭の作りは悪くなさそうです。
アンジェラは誰に対してもおんなじ喋り方。
強いて言うならリースとシャルロットには少しだけお姉さんっぽい雰囲気です。
敬語は妖精王と理の女王、ローラントのライザとじいやに対して使ってます。この子も常識的なようです。(と言うより単にリースと共用のセリフなだけですが)
理の女王に対してですが、アンジェラ編EDだと普通に話をしています。
親子の関係は修復できたみたいですね。めでたしめでたし。
2-5 領地の話
雪の都エルランドは魔法王国アルテナの統治下に置かれています。
理の女王の力で暖かい気候が保たれているため、アルテナ無しには生活成り立ちません。
アルテナ側としても、港町であるエルランドが経済的に必要不可欠なようです。
英雄王様によると、零下の雪原全土がアルテナ領であるとの事。広いな。
漁港パロも風の国ローラントの統治下にあります。
バイゼルでそのまんまなセリフが出て来るので。
ローラントの城下町と言うには少々距離が遠いでしょうか。
フォルセナは意外にも、近隣の町には殆ど関与していない模様。
黄金の街道はフォルセナにも繋がっているそうですが、そもそもマイアの名前が「自由都市」であり、フォルセナの吊り橋が落ちても町人達は話題にしていませんでしたので。
英雄王陛下がブラックマーケット(奴隷売買なんかもやっている)を野放しにしておくとも考えられませんので、恐らくバイゼルともあまり関わりがないのでしょう。
フォルセナは温暖な草原地帯に加え、鉱物なども豊富に採掘されるようなので、貿易せずとも十分やっていけるのでしょう。
ジャドは領主によって治められています。
しかし、姿が見られるのは序盤のジャド脱出時のみ。その後はどこにも登場しません。
主人公達が乗ったのがジャドを出る唯一の船だったそうなので、領主が船で脱出する事は不可能な筈です。
私有の船で逃げたとも考えられますが、屋敷にあれだけ狼がいたことですしな……
ちなみに、領主がいるのはジャドだけです。
君主によって統治されている国家もフォルセナ・アルテナ・ローラント・ビーストキングダムの四つのみ。
新興国も多い事で、そもそも王族や諸侯と言った存在自体が少ないようです。
それにしても随分町が少ないですね。
本編中に出てこないだけで、実際はもっと小国や町があるんでしょうか。
しばしばホークアイが話す王制嫌いの弁を見るに、実際に悪政を布いている国は存在したような雰囲気です。そうでなければあれほど毛嫌いしないでしょう。
しかし自然が多くて人口少なそうな世界ですし、そんなに沢山あるようには見えないな。
アストリア湖の大きさや、フラミーや船の移動速度からして、陸地面積もかなり狭そうです。
2-6 ハーフエルフの話
ハーフエルフのシャルロット。
せーちょーがふつーのひとより、ちょこっとおそい らしいですが、実際どれくらいの成長具合なんでしょう。
シャルロットは身長132cm、体重30kg。
ググってみた所、ちょうど1995年当時の小学四年生の平均値です。
小学四年生というと9〜10歳くらいでしょうか。
幼児みたいな印象なんですが、意外とでかいです。
上級クラスの頭身で見るとそれくらいはありそうですかね。
それにしても他主人公とはかなりの身長差です。ホークアイとは50センチ近く違います。
(ホーク178cm、デュラン175cmなので、シャルは二人の胸に届かないくらいの身長になる)
デュランの妹(十二歳?)より小さいだろうし、下手するとエリオットよりちびかも知れません。
話がずれました。
とりあえず、シャルロットの外見年齢は十歳児並みと仮定できました。
では精神年齢はどうか。
シャルロットは基本的にひらがなとカタカナしか使えません。
OPで読書した時も、「……と…に…ので…が……」と、助詞しか読めていません。
あの世界の共通語がよくわかりませんが、恐らく読み書きは幼稚園生レベルです。
話す方が達者なのは曲がりなりにも15年分の知識があるためでしょう。
というわけで、シャルロットは外見10歳児、おつむは5歳児くらいだと思われます。
彼女は15歳ですから、成長速度はふつうの人間の半分程度。
ちょこっとどころかかなり遅いみたいですね。
ところで、シャルロットの寿命の話。
恐らく長命なんでしょうが、個人的にはふつうの人間並みだといいなと思います。
家族や友達がみな先にいなくなってしまうのは寂しいでしょうからね。
……だがしかし、人間並みの寿命で成長があれだけ遅いってのも気の毒な話です。
そのうち大きくなれるといいんですが。
2-7 底知れぬ穴の話
デュランの父ロキと竜帝が落ちた「底知れぬ穴」とは、恐らく紅蓮の魔導師戦のフロアの更に下なのだと思われます。
戦ったフロアはテラスのような作りになってますし、直前の連戦もきちんとした部屋のようなので、竜帝の居室として設えられた場所なのでしょう。
ダンジョン最深部の更に下なわけですから、人間にはとても到達できないような場所です。
なぜか紅蓮の魔導師はそこまで辿り着き、竜帝の死体を発見しているんですが……
前回のコネタでも触れましたが、紅蓮の魔導師が地の底まで下りて竜帝の死体を見付けられたのは、竜帝の協力があってこそでしょう。
突然フラっとドラゴンズホールに寄ってみたのも、ドラゴン達に食われずに探索できたのも、全て竜帝の差し金によるものだと考えられます。
本人も「ロキとの相打ちで長い間身動きが取れなかった」と言ってますし、本格的に死んでいたわけでは無いらしい。
……となると理の女王の仮説1が有力になるな。
竜帝は十二年間秘密裏に暗躍していたのかも知れません。
2-8 アストリアの話
アストリアの村は獣人によって滅ぼされています。
ミラージュパレスに村民の亡霊が出てきますし、全滅はほぼ確定か?
……と思われるんですが、ちょっとこんな仮説をば。
パレスにはアストリアの亡霊が登場しています。
しかしあの城、他にも光の司祭やらヒースやらカールやら、そこに存在するはずのない人物が登場します。
あれらは勿論幻影です。
更に、死を喰らう男の方は、喰っても死んでもいないカールについて「カールの魂もウルフにしちゃ上出来だった」とテキトウなことを言い出してます。
そういった点から見て、あの亡霊達は主人公達を動揺せしめる単なる仕掛けということも考えられるわけです。
ジャドの獣人兵は「抵抗しなければ危害は加えん」と言ってます。
連中の狙いはウェンデルらしいので、アストリアもジャドと同じく、敢えて村民を殲滅するような必要も無い。
村は焼かれてしまいましたが、あの後ジャドに連行され、もしかしたら主人公達と一緒にマイアへ脱出しているんじゃあないかと。
ジャドは橋頭保の確保と言う点では重要ですが、アストリアとて洞窟越えの拠点としての利用価値はあるだろうし、ジャドと比較しても特段全滅させるような理由はありません。
獣人兵はわざわざ主人公達を滝の洞窟からジャド牢屋まで運んでいますし、アストリア村民がジャドに連れて行かれていると言うのも、可能性としてはありえなくも無いと思います。
でなければ獣人と人間の関係がますます拗れちゃうんですね。
ただでさえジャド制圧・ウェンデル侵攻により心証の悪いところに持って来て、アストリア村民皆殺しと来たらアレです。ここまで来ると修繕のしようもないように思えます。
マナストーンの力が無くなった事で、月夜の森も普通の森になったでしょうし、少しは種族同士の蟠りがマシになっている事を願います。
2-9 一人称の話
フェアリーは風のマナストーン発見時、ここだけ一人称が「あたし」になります。他は「私」。
アンジェラも普段は「私」ですが、幽霊化した時のみてんぱって「あたし」になります。
シャルは序盤で二回だけ「あたち」と言います。
(初登場時のセリフなので、一人称シャルロットだとプレイヤーが混乱する虞があるためかと)
ケヴィンはたまにオレとかおれとか言います。殆どが男キャラ共有セリフの都合です。
ホークアイは序盤だけ一人称がひらがなです。
デュランは英雄王様と話す時だけ「私」と自称するようです。
リースは終始「私」です。一貫してます。
……と、セリフを集めてたらこんな些細な事まで覚えました。
二人称三人称も調べたんですが、雑多なので書くのはやめておきます。
2-10 獣人の話
ウルフの話と少し似てます。
獣人の赤ん坊は森で獣に拾われて育てられる。
そんなジョーシキを語るケヴィンですが、本人はごく普通に育ってきたようです。
母に捨てられて大いに傷付いている事や、天の頂でのセリフからすると、死別するまでは人間の母上と一緒に暮らしていた様子。
ビースト城の人々もミントスの人々も、城や家の中で家族と一緒に暮らしています。
恐らくあのジョーシキが通用するのは、ごっついグラフィックの獣人男だけなんでしょう。
ついでに、ケヴィンが獣性の凶暴さについて悩んだり、ジャドのマスターが「夜になるとじっとしていられない」と指摘していますが、それも一部の連中だけなのでは無いかと。
ミントスでは温和な人々ばかりが住んでおり、その上獣人の姿をした夫婦が「私達は平和主義」と言ってます。
あの夫婦を見る限り、変身していてもしていなくても中身に変わりは無さそうです。
ぶちぎれると怖いのかも知れませんが、まあそこは人間も同じですからね。
というわけで、実際の所人間と獣人のジョーシキに大差は無いのかも知れません。
続いて、獣人と人間の関係についてですが、昔よりちょっとは好転しているようです。
そもそも人間の方は獣人に対してほとんど偏見も敵愾心も持っていません。(少なくともゲームのセリフ上では)
アルテナやナバールと同様、攻め込んで来たから苦々しく思っているだけです。
アストリアの老婆がケヴィンを一目で獣人と看破したことから、ケヴィンはどうやら獣人らしい容貌をしている筈なんですが、彼が差別されたり何なりする場面はありません。
寧ろ、ケヴィンを置いといてくれたジャドの道具屋さんやら、見逃してくれる上記の老婆やら、親切にしてくれる人間の方が多い。
昔はともかく、現在のファザードに於いて差別は見受けられませんでした。
EDで獣人王が言った通り、これから両者はそれなりに和解してやっていけるんでしょう。
一部の連中も、ケヴィンががんばって何とかしてくれるでしょう。
2-11 マナの話
魔力の源と言うか魔力そのものなんでしょうか。
どこにも書かれてはいませんが、多分MPもマナポイントとかそういう言葉の略です。
そしてマナは取り出すものらしいです。滝の洞窟でフェアリーが水から取り出してます。
ということなので、個々の物質に秘められた力みたいなもんなんでしょう。
マナストーンとマナの関係はシェイドや英雄王などが説明していますが、何と言うか はっきりした所は良く分かりません。
マナがないと精霊達は存在できません。
精霊の設定については微妙な所なんですが、精霊の一種であるフェアリーが生物扱いされている上、「マナがないと死んでしまう」と言われているので、精霊達は単純にマナの塊であると言うわけでもないようです。
主人公達が魔法を使う際は、必ず同個体の精霊を呼び出しているので、精霊というのは恐らく一元素につき一体のみ存在するのでしょう。
基本的に主人公は精霊の力を借りて魔法を使いますが、アンジェラやシャルロット関連のセリフを見る限り、主人公以外の人々は精霊無しで魔法を使っています。
魔法を使える人間はかなり貴重なようですね。
使用するのはアルテナ兵とウェンデルの神官達くらいのもので、普通に生活する分には滅多にお目に掛かれない代物なのでしょう。
また、回復魔法で治せるのはケガや状態異常のみで、病気は高位の術士(ヒースや妖精王など)の力でないと治療できないようです。
クラスチェンジもマナの力によるところが大きいようです。
光の司祭によると、十分に経験を積み、マナストーンから力を得られればクラスチェンジがかなうとの事。
……なんですが、フェアリーがいないと何も起こりません。
デュランやシャルのクラスからして、恐らく女神やそれに準ずる者の承認が必要なのだろうと思われます。勝手にナイトやビショップを名乗ったらまずかろう。
EDではマナの樹が枯れ、マナもすっかり失われてしまいました。
セリフを見る限り、樹が枯れた瞬間にマナもぱったり無くなってしまったように聞こえるんですが、実際のところ枯れてからもしばらくは残っているのでは無いかと。
更に、これから新しい女神がマナを生み出して行くので、マナが全く存在しない期間は案外短いのかも知れません。
そうで無ければウィンテッドは極寒の地、砂漠はオアシスが枯れ続けて水不足に悩まされるため、暮らして行くのが非常に難しくなってしまいます。
ちょっとでもマナが存在すれば多少はマシになるでしょう。
2-12 年齢の話
主人公達の年齢は、アンジェラが19、デュランとホークアイが17、リースが16、ケヴィンとシャルロットが15歳です。
他キャラは特に言及されていないので、推測を交えた年齢の話。
デュランの妹、ウェンディの年齢。
デュランが五歳の時に既に生まれてるので、少なくとも12歳以上という事になります。
セリフを見た感じもう少し幼そうな印象もしますが、15歳のケヴィシャルも子供っぽい口調ですし、あんなものなのかも知れません。
結構なお兄ちゃんっ子なので、デュランは妹を可愛がっている事が窺えます。
エリオットの年も同じくらいのようです。もう少し下かな。
ずいぶんと子供っぽい子ですが、何たってリースが姉なわけですからねえ。
アマゾネスや城の人達にも相当かわいがられていた事でしょう。
あの環境では甘えん坊のお姉さまべったりになるのもむべなるかなと。
OPで弟を探してぷんすかしてるリースが微笑ましいです。
話がずれました。
このゲーム結構キリのいい数字が多いので、ウェンディもエリオットも上の子と五歳差、つまり12歳と11歳なのではないかと思います。
ちっこいデュランと同じく、OPのちっこいリースも五歳くらいでしょう。
ときに、ジョスター王の年齢はいくらぐらいなんでしょう。
作中で一番幼い子供(エリオット)がいる事になるんですが、主人公達の両親の中だと一番年食っていそうにも見えます。
物腰が落ち着いているせいか一人称「わし」のせいか?
このゲーム、おっさんになると一人称がワシになるようです。英雄王も獣人王もルドガーもフレイムカーンもジョスター王もみんなワシです。
十年前まで現役で戦士を務めていた方・今も現役な方が多いので、年齢的には印象より若そうな感じですが。
次です。今度はヒースの年齢。
分かるのは父ベルガーが12年以上前に神殿を放りだされたと言う事のみ。
青年という事なので、恐らく二十代前半くらいでしょう。
考えてみると、ベルガーがいなくなった時期とシャルロットが司祭に引き取られた時期は同じくらいなんですね。
似た者同士というほどでも無いですが、二人が親しくなったのはそういう部分も影響しているのかも知れません。
続いてイーグルとジェシカの兄妹。
ジェシカはホークアイが妹分扱いしてるので、それよりは下なんでしょう。
ケヴィンはリースを「その人」「リースさん」と呼ぶんですが、ジェシカについては「その娘」呼びなので、もしかしたらケヴィンと同じ15歳なのかも知れません。
(同じ場面でデュランは二人とも「その娘」と呼ぶ)
イーグルについては、ホークアイより少し上くらいでしょう。たぶん向こうの方が年上かと。
個人的にはアンジェラと同じくらいのような気がします。
次はニキータ。
ホークアイを「アニキ」と呼ぶからには、彼より年下なのかも知れませんが、かつて恋人がいたと言う事は、それなりの年齢であるようにも思われます。
口調からするとケヴィンやリースと同じくらいにも見えますが、実際どうなんでしょう。
いずれにしろ、ジョセフィーヌさんは姉さん女房な印象です。
ついでの紅蓮の魔導師。
デュランを小僧扱いするからには、彼よりはかなり年上なんでしょう。
見た目からすると二十代前半くらいか。
ところで、大砲や傭兵の存在、家屋や船舶のデザインから見て、ファザード大陸のモデルは現実で言う15世紀あたりです。
(人口は大幅に少ないであろうし、服のデザインや雇用制度はかなり近代的のようなので、一概にいつとも言い難いところですが)
で、当時の寿命はだいたい60歳〜長くて70歳程度だったそうです。
ケガは魔法で治せる一方、病は横行しているようですから、寿命は現実と同程度でしょう。
魔導師は竜帝に命を半分捧げたため、残りの寿命は10年ほどになります。
そんな貴重な余生を、彼は竜帝に仕えて過ごすつもりだったようです。心底魔力さえ手に入れば何もいらなかったんでしょうね。
ヒースの事が出たので、おまけの話。
ヘンテコオヤジにヒースがさらわれたのはシャルロットのせいです。
ですが、あの場面でシャルがいてもいなくても、結局ヒースの辿る道は同じだったのでしょう。
あの時点ではまともにやりあっても死を喰らう男に負ける上、彼は父親を元に戻したかったそうなので、捕まらずともいずれは自ら父の元に赴いていた筈です。
シャルロットやその仲間がフェアリーに会わなければ、ヒースは彼女の命を貰えず死んでいたわけなので、結果的にはシャルが救った事になるのかも知れません。
2-13 亡者の話
ビショップシャルロットが覚える「ターンアンデッド」。
効果は「術者よりレベルの低いアンデッド族に999ダメージを与える」。
……なんですが、この「アンデッド族」と言う縛りが結構な曲者です。
まず、スペクター系には効きません。どう見ても幽霊なんですが。
ゴーヴァにも効きません。
死を喰らう男にも効きません。「私は死にませんヨ」と言う癖に。
ヒースも無効です。「私も父によってアンデッドの体になっている」のに。
当サイトで散々死人扱いしている黒耀の騎士も、当然効きません。
しかし、何故かダークリッチには有効です。ラスボスがそれでいいのか。
色々と試してみて、有効だった敵は以下の通りです。
・カーミラ、カーミラクイーン
・ゾンビ、グール
・プチドラゾンビ
・ダークリッチ
似たような魔法のデス・スペルはこいつらにも効きます。
ですので、残念ながらデス・スペルより使いづらい魔法と言う事になりますね。
消費MPはかなり違うので、敵によって使い分けるのも手でしょうか。
ちなみに、デス・スペルとターンアンデッドはともにカウンターの対象になりません。
魔法に対して必ずカウンターを撃つ敵(ウルフデビル等)も、これらには反応しません。
というわけで失敗しても安心です。
長いのでその3に続きます。